■砂と兵隊

■作・演出:平田オリザ,出演:青年団
■こまばアゴラ劇場,2010.9.16-10.6
■「冒険王」達がついにホテルから飛び出たらしい。 しかしオリザのあの会話のリアリティがいつものように長続きしていない。 砂漠に沁みこんでいくようだ。 それは軍隊が持っている力のせい? 新婚旅行中の旦那が射殺されてからピリッとしてくる。
終幕、兵隊のエンドレスのセリフが不条理に駄目押しして効果的だ。 結局、冒険王は「冒険王」のままだ。 フランス語の上演があるようだが観たいものだ。 しかし仏語がわからない。 日本語訳の字幕を見るから同じことか・・。
つまり仏語の上演はフランス人に生まれ育っていなければ観てもつまらないということかな。
*劇場サイト、http://www.komaba-agora.com/line_up/2010/09/seinendan/