■ヴァンデンブランデン通り32番地

■出演:ピーピング・トム
■世田谷パブリックシアタ,2010.10.23-25
■「楢山節考」からヒントを得た作品らしいがそれが感じられない。 日本人スキー客が登場するが笑顔や手の振り方が日本的ではない。 このような動作は日本人から見るとズレている。 住人の異常な行動はフランス的なのか?スペイン的なのか? 男女間の激しい言葉の間に入るダンスでは身体に凝縮された言語がみえる。 母語の違う他者の考えていることは決定的なところが闇だ。 この違いが異様で面白かったとしか言いようがない。
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/theater_info/2010/10/32.html