■ジャガーの眼
■作:唐十郎,音楽:小室等,演出:丸山厚人,出演:外波山流太,那須野恵,豊川智大ほか
■雑遊,2026.10.27-11.8
■雨の中、新宿三丁目の通りから芝居は始まる。 女が歌い、通行人がリンゴを突き出す。
「死ぬのも、みな他人・・」。
それを見届けて、観客は劇場へ入る。
「生きるのも、みな他人・・」。
さらに途中で、観客は地下の劇場へと移動する。
「愛するのも、みな他人・・」。
役者から飛び出た科白は、<肉体の断片>を、過去には鉛の<心臓>を、ガラスの<子宮>を・・、そして今、ジャガーの<眼>を叫ぶ。 そのとき、言葉は肉片となって、観客の身体に突き刺さり共振する。 ここに唐十郎の劇的世界が現前する。
その振動に巻き込まれ、いつしか重力から解き放たれ、私の肉体は二十世紀へ戻ったように軽くなった。 久しぶりに、演劇の根源的な力を味合わせてくれた舞台であった。 大満足である。
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、丸山厚人 ・・検索結果は3舞台.