■フェルディドゥルケ

■原作:ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ,演出:赤井康弘,出演:赤松由美,葉月結子,大美穂ほか,劇団:サイマル演劇団,コニエレニ
■サブテレニアン,2024.7.4-14
■女優5人が舞台狭しに動き喋りまくる。 マイクも使う。 万国旗?が天井に飾られているが役者はそれを便器に投げ込み再び舞台に放り出す。 熱演で汗が引っ込みました。 難解な科白ですね。 言葉が留まらず滑っていくだけです。
次々に聞こえる沢山の名前、例えば<フロイト>が耳に聞こえる。 でも取り残されるだけで繋がっていかない。 <ボルヘス>や<シラー>も同じように・・、<ヘンリームーア>は彫刻家だが?<カール2世>?<ジュリアス・シーザー>、<アレクサンドリア>は地名だった?<モーセの十戒>・・きたきたキリスト教!そして<エクリチュール><テキスト>・・哲学用語も! 学校教育を論じているようにもみえる。 目まぐるしい70分でした。
アフタートークが臨時に開催される。 赤井康弘と赤松由美が出席。 トークの開催理由は舞台が難解な為らしい。 ここはスタッフも分かっている。 「戯曲を読んだら夜の大海に一人で投げ出された気分になった」(赤松)。 「舞台は権力批判だ」(赤井)。 観客から音楽等の質問がある。 トークを聞いても難解さは変わりません。
*ゴンブローヴィッチ生誕120周年記念公演
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