■領域

*下記の□2作品が上演された.
■めぐろパーシモンホール・大ホール,2023.7.14-16
□Silentium
■演出:金森穣,衣装:宮前義之,音楽:アルヴォ・ペルト,出演:金森穣,井関佐和子
■「二人だけで踊り続けたことはない」。 Noismの舞台では初めてらしい。 蝋燭台が下手に置いてあり、所々に落ちてくる砂の中で金森穣と井関佐和子は踊り続ける。 三宅一生を少しばかり修飾した金色の衣装がハレを感じさせます。 二人が向き合う、というより二人が同じ方向へ進んでいく過程を描いたようにみえます。 至福の時を持てました。
□Floating Field
■演出・振付:二見一幸,衣装:堂本教子,音楽:ドメニコ・スカルラッティ,7Chato,出演:浅海佑加,井本星那,三好綾音ほか,舞団:Noism1
■「境界」(2021年)は山田うんがNoismへ振付けた。 今回の「領域」は二見一幸です。 山田と二見は金森とは真逆な舞台をつくる。 前者二人は世俗で後者は超俗と言ってよい。 前者の世俗は個人と組織(社会)にまた分かれる。 
つまり二見は世俗で組織な舞台です。 具体的には会社のようなものを想起させる。 衣装は例えばスーツになり、振付は組織での人間関係が見え隠れする。
途中ピアノ場面があったが気に入りました。 音楽と振付の一致が私好みです。 ピアノ以外は忙しい。 二見の舞台はこの10年間ご無沙汰していました。 彼をホールでチラッと見たがエネルギッシュな姿には変わりがありません。
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