■音楽舞踊劇IZUMI

■演出・振付・出演:平山素子,三味線:本條秀慈郎,アイヌ・ウボボ:床絵美,サウンドスケープ:スカンク
■シアタートラム,2022.2.17-20
■平山素子のダンスに三味線の本條秀慈郎とアイヌの唄ウポポの床絵美が共演。 物語は「鷹の井戸」に着想を得ているらしい。 これにサウンドスケープが時々入る。
「鷹の井戸」を意識していたが途中から止めた。 拘ると意味を追ってしまう。 サウンドスケープと同じに背景として感じればよい。 ・・ダンスと三味線とウポポを直截に受け入れたら気が楽になった。
ダンスはいつもとは違う。 相撲力士が腰を落としたり両腕を横に広げるような振付もあり力強い。 巫女が祈祷踊りをしているようにもみえる。 彼女は鷹か? オノマトペのような発声でリズムを取り合う場面もある。 ダンス、音楽、歌唱がどれも突出しないで上手くまとまっていく感じだ。 同期していくのがわかる。 三味線にダンス、ウポポにダンスに最初は違和感があったが終幕近くには解消されていた。 でも「鷹の井戸」に(観客が)馴染んでいないと劇が立ち現れてこないかもしれない。