2020年3月14日土曜日

■フリーバッグ FLEABAG

■作:フィービー.ウォーラー=ブリッジ,演出:ヴィッキー.ジョーンズ,出演:フィービー.ウォーラー=ブリッジ
■シネリーブル池袋,2020.3.13-19(ウィンダムズ劇場,2019年収録)
■これは芝居というより、どうみても漫談だろう。 作者自身が舞台に一人立つ。 実際には高椅子に座り続けるのだが一人十役はこなす。 いや、役より物真似に近い。 主人公は当にフリーバッグの意味に近い性格だ。 世界に対して、そして性に対して必要以上に奔放にみえる。
それにしても劇場(映像内)の観客はよく笑う。 よくみえないが女性の声が多い。 今日の映画館も若い女性が多い。 館内の笑い声も女性たちだ。 セックスを含め日常の出来事を直截に表現しているから取っ付き易いのだろう。 多くの話はカラッと乾いているから誇張に聴こえる。 でも主人公の姉が登場する場面はとてもリアルに語られていた。 作者には実在の姉妹がいるのかもしれない。 モルモットの話も同じだ。 子供の頃に小さな動物を飼っていたのだろう。 この二つは他と比較してネットリしていた。 
調べると海外テレビドラマシリーズでヒットしていることを知った。 女性たちが笑っていたのも納得した。 ファンなのだろう。 テレビは分からないが今日の舞台は漫談的演劇と名付よう。 やはり演劇を引きずっていたからだ。
*NTLナショナル・シアター・ライヴ作品
*映画comサイト、https://eiga.com/movie/92339/
*追記 3月初旬、・・別役実の訃報記事に目が行く。 彼の舞台を思い出そうと脳味噌がウロウロしている間に目の動きはマックス・フォン・シドーの訃報で止まった。 彼の出演した作品がパラパラと脳裏に飛び出してきた。 ベルイマンの記憶は前頭連合野にシッカリ保管されているようだ。 「戯曲より舞台が優先」から演出家と比べて劇作家は残らないのだろう。