2020年3月15日日曜日

■悔しさを、情熱に バレエダンサー岩田守弘

■出演:岩田守弘,茂木健一郎,住吉美紀,語り:橋本さとし
■(NHK,2008.12.9放送)
■「プロフェッショナル仕事の流儀」第104回番組です。 先日観た「バレエの王子」の続編のような内容でした。 どちらも日系ダンサーが主人公だからです。 ボリショイ・バレエ団ソリスト岩田守弘も低身長で主役になれない。 しかも肉体の衰えと闘う38歳。
最初の舞台が熊の縫いぐるみを被った役だと知った彼のショックが伝わってきました。 それでも彼は舞台を熟す。 「人より三倍のレッスンを課す」でも「役が回ってこない」苦しみが続く・・。 「一つの役に10人のライバルがいる」。 ボリショイの厳しさですね。 次にショスタコーヴィチ「明るい小川」の脇役で踊る練習風景と本番映像が紹介されます。 訪れたチャンスに彼は手を抜かない。
茂木健一郎がインタビューをしますが話が弾まない。 岩田はサラリーマンの古き良き精神を持っているように見える。 組織に対して真面目で順応です。 キャラクター・ダンサーとして生きていく道をいつも探している。 茂木健一郎はそれを感じ取ったのかもしれない。 ダンサーである父親からの教えでしょうか? 
岩田の行動の背景には硬直したソビエト、そして舞団にも原因が有る。 「明るい小川」に出演できたのもペレストロイカのお陰だと彼は言っている。 岩田の履歴を調べると、退団後は国立ブリヤート・オペラ劇場芸術監督に就任し、ウクライナ独立派のバレエフェスティバルに参加してウクライナのブラックリストに載ってしまった(WIKIより)。 管理(経営)者としての行動でしょう。 彼は優秀なダンサー以上に組織で生きていく人として当番組に登場するだけの中身を持っています。
*NHKサイト、https://www.nhk.or.jp/professional/2008/1209/index.html