■忘れる日本人

■作:松原俊太郎,演出:三浦基,劇団:地点
■神奈川芸術劇場・中スタジオ,2017.4.13-23
■小舟の下に隠れていた役者がはい出して横摺足でラップのようなリズムで喋り始める。 小舟を神輿にして担ぐ時は観客も手伝いに参加するの。 ちょっとしたお祭り騒ぎね。 科白は社会や政治の言葉が含まれるけど断片的でまとめられない。 情報量過多のため世界を有機的に繋げられない現代社会のようだわ。 「忘れる日本人」だと忘れたことも意識しなくなってしまうようね。 このラップリズムは新しく取り入れたのかしら? 地点独自のリズムまでに磨かないと情報と同じでラップという均一化に絡めとられてしまう。
*劇場サイト、http://www.kaat.jp/d/w_nihonjin