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■新ハムレット

■作:太宰治,演出:早坂彩,出演:太田宏,松井壮大,たむらみずほ他,劇団:トレモロ,青年団ほか ■こまばアゴラ劇場,2024.3.22-31 ■・・オフィリヤは王妃ガーツルードに「あなたを尊敬していた!そして母の匂いがするハムレットは嫌いだ!」と。 ハムレットは叔父クローヂヤスに「あなたは一生懸命に王の務めを果たしている!」と。 侍従長ポローニアスは留学する息子レヤチーズに「学友は年上一人と同学年一人だけでよい。試験の癖を教えてもらいノートを貸してもらえるから」と・・。 登場人物は思いもよらない言葉を発する。 真坂!な驚きが次々とやってきますね。 原作は読んでいません。 が、さすが太宰治、捻りが効いている。 ・・父殺しの劇中劇を観てクローヂヤスが笑いガーツルードが怒り狂う、そして何と!ポローニアスはクローヂヤスに殺される・・。 他者の心は知ることができない! 芝居はそう言っているようにみえる。 言葉は心を表さない、と。 そして不安になり、より激しい言葉で相手の心を読もうとする。 (「殿下何をお読みで?」「言葉、言葉、言葉!」)。 でもオフィリアは「愛が言葉以外にないとしたらつまらない」と言ってましたね。 「ハムレット」をグッと近くに引き寄せたあとにスカッと遠くへ投げ飛ばした舞台でした。 * CoRich、 https://stage.corich.jp/stage/298409 *「ブログ検索🔍」に入れる語句は、早坂彩 ・・ 検索結果は2舞台 .

■2022年舞台映像ベスト10

■ シンデレラ  演出:マシュー・ボーン,劇場:サドラーズ・ウェルズ劇場 ■ ボリス・ゴドゥノフ  演出:スティーブン・ワズワース,劇場:METメトロポリタン歌劇場 ■ エウリディーチェ  演出:メアリー・ジマーマン,劇場:METメトロポリタン歌劇場 ■ 桜姫東文章  出演:片岡仁左衛門,坂東玉三郎,劇場:歌舞伎座 ■ からたち日記由来  演出:鈴木忠志,劇団:SCOT ■ 貧乏物語  演出:栗山民也,劇団:こまつ座 ■ ハムレット  演出:ニール・アームフィールド,劇場:METメトロポリタン歌劇場 ■ プライマ・フェイシィ  演出:ジャステイン・マーティン,劇場:NTロイヤル・ナショナル・シアター ■ ザ・ウィンターズ・テイル/アンダーグラウンド  演出:早坂彩,劇団:フォスフォレッスセンス ■ メサイア  演出:ロバート・ウィルソン,劇場:ザルツブルク・モーツァルト劇場 *並びは上映日順。 当ブログに書かれたライブビューイング(映像)作品から選出。 *ライブビューイングとは舞台公演を撮影して配信(ライブ又は録画)・映画にしたもの。 当ブログではラベルが「映像」に該当。 *昨年のベスト10・・「 2021年ライブビューイング・ベスト10 」

■ザ・ウィンターズテイル/アンダーグラウンド

■演出:早坂彩,脚本:山科有於良,出演:岡崎さつき,葵,丸山港都,劇団:フォスフォレッスセンス ■演劇三昧・配信,(こまばアゴラ劇場,2020.11.29収録) ■変わった作品です。 「冬物語」の王妃ハーマイオニが不在だった16年間を舞台にしているからです。 彼女は地下室でポーリーナとずっと住んでいた。 そこへ彫刻師がやってきて彼女の像を何体も彫るという話です。 ハーマイオニが王妃とは別人の態度をとるので反シェイクスピア系の作品かな?と観ていたが、途中から王妃らしくなっていく。 離れていた「冬物語」が再び近づいて来る面白さが有ります。 彫刻師の尽力が大きい。 その彫刻師は「冬物語」大好き人間らしい。 さいごに、彼が昔みた甘いハーマイオニを彫刻にする、まるで観音菩薩を彫るように。 そして彼女を「冬物語」に復帰させようと寄り添う。 そのように感じさせます。 *CoRich、 https://stage.corich.jp/stage/110468