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■カルメン

■原作:プロスペル・メリメ,演出:アントニオ・ガデス,カルロス・サウラ,出演:エスメラルダ・マンザナス,アルバロ・マドリード,ハイロ・ロドリゲス他,舞団:アントニオ・ガデス舞踊団 ■NHK・プレミアムシアター,2026.1.5-(マエスト・ランサ劇場,2025.9.6-7収録) ■この作品は、2011年にマドリード王立劇場で上演された舞台映像を過去に観ている。 素晴らしかったという印象だけは強く残っている。 今回、2025年9月にセビリアのマンスト・ランサ劇場で上演した映像が配信されていたので、改めて鑑賞することにした。 アントニオ・ガデス舞踊団の定番作品だからだろうか、どこを切り取っても無駄が無く、過剰な演出も一切ない。 乾いた雑巾を絞り切ったような、徹底した研ぎ澄ましが感じられる。 背景に流れるギター演奏や歌唱もダンスも完全に一体化しており、「ハバネラ」も「闘牛士の歌」も、まさにここぞという場面で響き渡る。 ダンスは切れ味抜群で、観ているこちらの背筋まで自然と伸びてしまうほどだ。 緊張感は常に高く保たれているが、時折笑いを誘う場面もあり、沈黙の使い方も効果的である。 照明の明暗も巧みに計算され、舞台全体の抽象化に成功している。 これらの結果、ダンサーの肉体が一種の象徴へと昇華され、深い芸術的感動が押し寄せてくる。 アントニオ・ガデス舞踊団の最新「カルメン」を観ることができ、とても満足した。 *NHK、 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2025153957SA000/index.html *「ブログ検索🔍」に入れる語句は、アントニオ・ガデス ・・ 検索結果は2ブログ .

■血の婚礼  ■フラメンコ組曲  ■カルメン

*以下□の3作品を観る. □カルメン■原作:F・G・ロルカ,振付:アントニオ・ガデス,芸術監督:S・アラウソ,出演:クリスティーナ・カルネロ,アンヘル・ヒル,アントニオ・ガデス舞踊団 □フラメンコ組曲■振付・照明:A・ガデス,芸術監督:S・アラウソ,出演:ステラ・アラウソ,ミゲル・ララ,A・ガデス舞踊団 □血の婚礼■原作:P・メリメ,振付:A・ガデス,カルロス・サウラ,芸術監督:S・アラウソ,出演:バネッサ・ベント,アンヘル・ヒル,A・ガデス舞踊団 ■東京都写真美術館,2017.7.1-14(マドリード王立劇場,2011年5月収録) ■テアトロ・レアルを見るのは初めてかもね。 劇場ファサードと周辺の景観、豪華な金銀色の場内装飾どれもが素晴らしい。 様式美からくる感動がある。 これはスペインの「能」ではないかしら? 最初にみた「血の婚礼」は特にそうおもう。 でも物語からくる感動は少ない。 決闘で二人が倒れ花嫁が悲しむ場面も、嫉妬に狂ったドン・ホセがカルメンを刺す場面も静かな感情でみてしまったからよ。 それより女性ダンサーの肉体が生々しい。 「カルメン」の群舞は闘鶏場の鶏たちにみえてしまった。 野性味満点だわ。 その中で「フラメンコ組曲」の最初の作品に登場した小太りオバサンのようなダンサーは凄い。 生々しさを技巧的境界線上で昇華して踊っていた。 身体が崩れそうで崩れない。 帰って調べたけど多分この人がステラ・アラウソかもしれない。 衣装も明暗のある照明に映えていたわね。 黒のマンティージャを付け扇子を持つカルメンを舞台でみるのは初めてかな? そして闘牛士が歪んだ鏡の前で衣装を着けていく場面も様になっていた。 舞台はミニマムだけどスペインがギュッと凝縮されていた3作品だったわ。 *美術館、 https://topmuseum.jp/contents/exhibition/movie-2810.html