■ジェローム・ロビンスに捧ぐ

*以下□の4作品を観る.
□アン・ソル■音楽:ラヴェル,振付:ジェローム・ロビンス(1975年作),出演:マリ=アニェル・ジロ他
□トリアード■音楽:ニコ・マーリー,振付:パンジャマン・ミルピエ,出演:マリ=アニェス・ジロ他
□イン・ザ・ナイト■音楽:ショパン,振付:ジェローム・ロビンス(1970年作),出演:アニエス・ルテステュ他
□コンサート■音楽:ショパン,振付:ジェローム・ロビンス(1956年作),出演:ドロテ・ジルベール他,(4作共)舞団:パリ・オペラ座バレエ団&管弦楽団,指揮:コーエン・ケッセルス,映像監督:ヴィンセント・バタリオン
■アマゾン配信,(パリ・オペラ座ガルニエ宮,2008.9収録)
■4作の中で「トリアード」はミルピエ振付による作品。 彼はロビンスの弟子だったらしい。 師弟との繋がり方はよく知らないので、ミルピエをここに登場させた理由も分からない。
「コンサート」は見始めてすぐに既視感があった。 調べてみると「 NHKバレエの饗宴2025」でスターダンサーズ・バレエ団の舞台を観ていたことが判明。 ユーモアに富んだ楽しい作品で客席からの笑いが絶えない。
心に残ったのは「イン・ザ・ナイト」。 3組のペアがそれぞれ異なる雰囲気を持ち個性を発揮していた。 星空のみ、あるいはシャンデリアだけという背景のシンプルさが、舞台に落ち着きと詩情を与えていた。
「アン・ソル」はまるでフロリダの陽気さを讃えるような雰囲気だ。 しかしデュオの二人がその世界観に溶け込めておらず、ちぐはぐな印象を受けた。 白い衣装も舞台の色調と合っていなかった。
全体を通して、時代が遡るほど作品に深みと豊かさが感じられた。 音楽の選曲もそれを後押ししていたように思う。
*さいたま芸術劇場・資料、ジェローム・ロビンスに捧ぐ
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、ジェローム・ロビンス ・・検索結果は5舞台.