■朝日のような夕日をつれて2024

■作・演出:鴻上尚史,出演:玉置玲央,一色洋平,稲葉友,安西慎太郎,小松準弥
■紀伊国屋ホール,2024.8.11-9.1
■暑さが吹き飛ぶ熱い舞台でした。 古臭い紀伊国屋ホールだが舞台照明の配置を見ただけでゾクゾクと震えが来ました。 そこに、役者5人のキリッとした動きと途切れぬ科白が朝日のような眩しい夕日をつれてくる!
演出家が長年拘ってきた情報化社会、特に仮想現実をテーマにしている。 ゲーム会社の社長と部長、マーケティングや技術担当が新しい商品を四苦八苦しながら開発する話です。
特にAI(人工知能)が前面に出ていますね。 人間の相手は人工知能でも可能か? <想像>と<創造>を作れない人工知能でも膨大なデータ処理の結果を人間は可能と判断してしまうでしょう。 人間活動の混乱は必須です。
同時並行して「ゴドーを待ちながら」が演じられる! これは現実舞台として混乱しました。 なぜゴドーなのか? このブログを書いている今でも分からない。 この舞台は<待つ>機会が無かったからです。
久しぶりの紀伊国屋ホールでした。 ところで劇場の椅子が新しくなっていた、デザインは旧と略同じ。 この椅子は窮屈だが座り易い。 舞台に集中できます。 帰りのホールはごった返していましたね。 並んでプログラムを購入しました。 今日の観劇がお盆休みを最高にさせてくれました。
*紀伊国屋ホール開場60周年記念公演
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