■デカローグ2・4

■原作:クシシュトフ・キェシロフスキ他,演出:村上聡史,出演:前田亜季,益岡徹,近藤芳正,夏子ほか
■新国立劇場・小劇場,2024.4.13-5.6
■前回と演出家は代わったが舞台の流れは変わらない。 美術も照明も音楽も、そして役者の動きや科白の雰囲気も似通っている為です。 しかし回が積み重なっていくほど人物たちの心の襞は複雑化しているように感じられる。 観客の心に物語が積み重なっていくからでしょう。
今回の2題は結末が分かり難い。 「デカローグ2」は愛人の子供を宿っている妻は重病の夫を前になぜ心境を変化させたのか? 「デカローグ4」は妻からの手紙を夫も娘も読んでいなかったのか? どうであれ、これだけ心を捻り続けるのは十戒の祟りかもしれない。
*NNTTドラマ2023シーズン作品
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、上村聡史 ・・検索結果は6舞台.