■シン・ゴジラ ■シン・ウルトラマン ■シン・仮面ライダー

□シン・ゴジラ■監督:庵野秀明,出演:長谷川博己,竹野内豊,石原さとみ他
□シン・ウルトラマン■監督:樋口真嗣,出演:斎藤工,長澤まさみ,有岡大貴ほか
□シン・仮面ライダー■監督:庵野秀明,出演:池松壮亮,波辺美波,柄本佑ほか
■「シン・仮面ライダー、ヒーローアクション挑戦の舞台裏」をテレビで観る。 監督庵野秀明の役者への演技指導をみて興味が沸いたので映画館へ行くことにした。 監督の相手になる柄本佑、森山未來は舞台でも関心を持ってみていたこともある。
<シン>とは何か? これも気になったのでゴジラとウルトラマンを事前に観ることにした。 「シン・エヴァンゲリオン」はアニメのため外した。
ゴジラそしてウルトラマンも動く原発だ。 まさに原発事故での日本政府の対応を漫画にして描いている。 しかも暴れるから自衛隊そして米軍がそれに加わる。 「怪獣は日本だけにしか出現しない!」。 広島・長崎・福島そして東京へ・・。 時代を越えた政治メッセージだ。
仮面ライダーを観る。 昆虫サイボーグの楽しさがある。 作者と監督のコラボが実っている。 そして他者への不信、家族の絆、世界への愛などがストーリーの原動力になっている。 しかし終幕のアクションシーンはいただけない。 熟考過ぎて無意味な取っ組み合いに気化してしまった。 等身大の役者の科白・動作は怪獣やアニメヒーローとは違い監督の苦労がみえる。 ところで<シン>とはなにか? テレビ放送時代の頃の愛や絆は単純実直に処理していたように覚えている。 しかし今は愛も政治も文科省推薦のような描き方になっている。 <シン>は心と読ませたいようだ。 久しぶりにこの種の映画を続けて観たので疲れてしまった。