■私のコロンビーヌ

■作:ファブリス・メルキオ,演出・出演:オマール・ポラス
■静岡芸術劇場,2022.5.3-4
■コロンビーヌとは何(誰)か? コロンブス、コロンビア・・。 意味から始まり国や部族、植物や動物の話が続きます。 一人芝居の演出家でもある役者はコロンビア出身と知る。 この国の内戦は何十年も続いている(いた?)。
・・舞台は彼の子供時代へ。 家族や学校の話には月がいつも寄り添う。 そしてコロンビア軍に入隊・・。 「敵は誰だ!?」。 人づてを頼りにパリヘ・・。 「生まれながらの道化はいない」「笑いは笑い」。 食うための道化をメトロで演じながら多くの人々に出会う。 アルベルト、リリアナ、パシャママ・・。 ついに<劇場>を発見! 月がここに運んでくれた。 ・・というような役者の身の上話でした。
舞台上のオマール・ポラスは初めてです。 彼の即興を感じさせる俊敏な動きや発声からは豊かな経験がにじみ出ている。 コメデア・デラルテのパワーでしょう。 コロンビアとパリの組み合わせが新鮮です。 舞台に現れた彼が語るコロンビーヌを受け止めることができました。 「私たちのコロンビーヌ」ですね。
*ふじのくに⇆せかい演劇祭2022