■アメリカン・ユートピア

■監督:スパイク・リー,出演:デヴィツド・バーン,ジャクリーン・アセヴェド他
■吉祥寺オデオン,2021.7.30-(ブロードウェイ・ハドソン劇場?,2020年収録・編集)
■デビッド・バーンと聞いて映画館へ急ぎました。 「ストップ・メイキング・センス」以来でしょう。
簾で囲まれたシンプルな舞台は出入りが自由でなんでもできる。 その中で裸足の演奏者が縦横に動き踊り回る。 バーン自身も喋り歌いまくる。 脳の話から始まり、選挙投票や人種問題など話題も活動的です。 プロテストソングも入り全21曲です。 そこに響き渡るリズムは中南米系が入っていますか? 最高です。
日本では珍しい、社会性を含んだ人生を俯瞰するような歌詞ですね。 しかも人称が単数形ではない。 私たちとあなたたち、彼らと彼女ら、多くが複数形です。 その複数形の人々を一つに繋げようとする。 舞台から降りて演奏しながら観客席を回るエンディングは素晴らしい。 最高でした。