■イヴの総て All About Eve

■作:ジョゼフ.L.マンキウィッツ,演出:イヴォ.ヴァン.ホーヴェ,出演:ジリアン.アンダーソン,リリー.ジェームス他
■TOHOシネマズ日本橋,2019.11.8-14(ノエル.カワード劇場,2019.4.11収録)
■映画「イヴの総て」(1950年作品)は覚えています。 下記に載せておきます。 今回の舞台(ライブビューングですが)は映画とは違う面白さがでていた。 濃縮感があります。 大女優マーゴの付人イヴへの嫉妬が急激に進むからでしょう。 しかも背景にあるマーゴの年齢が押し寄せてくる。 「・・女でなければわからない」とマーゴは許嫁ビルに言う。 大女優マーゴの女性として歳を重ねていく寂しさや諦めが強く感じられました。 「・・仕事では、女は途中で大切なものを捨てなければならない。 しかし幸せになる時それが再び必要になる」。 彼女はイヴへの嫉妬を止めることでそれを得ることができた。 悟ったときが交代です。 それはマーゴからイヴそしてカズウェルへと繰り返される。 観客への二人の影響度は、舞台が マーゴ > イヴ、映画は マーゴ < イヴですかね。 しかし映画と違って粗削りになるのは否めません。 
舞台上でカメラを回しながらリアルタイムに映像を舞台背景に映していきます。 みえていない隣の部屋の状況などをです。 観客に後ろ向きで、楽屋の化粧鏡に座った役者の顔がそのまま背景に映される。 この構造が面白い。 しかも映像処理で老婆になっていく・・。 この作品は映画と舞台の両方を観ることでより面白くなる。
*NTLナショナル・シアター・ライヴ作品
*映画com、https://eiga.com/movie/91083/
■イヴの総て
■監督:ジョゼフ.L.マンキウィッツ,出演:ベティ.デイビス,アン.バクスター,ジョージ.サンダース他
■(アメリカ,1950年作品)
■十秒ほど登場するカズウェル役が当時無名のマリリン・モンローですが、さすがマリリン、オーラが出ていた。 イヴを越えられると直感しました。
*映画com、https://eiga.com/movie/42367/