■J:ビヨンド・フラメンコ

■監督:カルロス・サウラ,出演:サラ・バラス,カニサレス,カルロス・ヌニェス,ミゲル・アンヘル・ベルナ
■Bunkamura・ルシネマ,2018.11.25-(スペイン,2016年作品)
■映画を観た後にタイトルの意味が分かりました。 JとはJOTAの頭文字でホタと読む。 ホタはスペインのサラバンド、ボレロなどの古典舞踊やアンダルシア地方のフラメンコとならんでアラゴン地方で生まれ育った民族音楽舞踊です。 ホタを前面に出さなかったのは日本での知名度が低いので映画来場者が少なくなるからでしょう。
少年少女がホタの練習をしている場面から始まるが、その後は終幕までホタのメドレーで構成されています。 演奏や歌や踊りの「ホタづくし」で嬉しいのですが疲れました。 スペインの人々なら時代や生活を思い出せるので楽しめられるはずです。 日本人が演歌などの歌謡曲を聞いている感じかもしれない。
監督カルロス・サウラの作品ですが以前みた「フラメンコ、フラメンコ」に作り方が似ています。 どちらも構成や編集は単純平凡で出来が良くない。 「ドン・ジョヴァンニ」も惜しい作品でした。 素人のような監督ですね。
*作品サイト、http://j-beyond-flamenco.com/