■別の場所

■作:ハロルド・ピンター,演出:赤井康弘,出演:サイマル演劇団
■サブテレニアン,2016.9.22-25
■ハロルド・ピンター短編三作「ヴィクトリア駅」「いわばアラスカ」「家族の声」を上演。 「ヴィクトリア駅」ではタクシ運転手と手配係の連絡がいつのまにか仕事以外の話や行動になっていく・・。 「いわばアラスカ」は29年間の眠りから覚めた妹が姉や医師と時のずれた話をする・・。 「家族の声」は街に出た息子が忙しい日常生活を語り、並行して田舎にいる老母は忘れられない息子への独白が続く・・。
どれも出来事や時空の関係がどこか噛み合っていない。 ピンターはよく知りません。 短編のため結婚話など家族関係から題材をとっているようです。 舞台は狭いし動きがないので役者の声が優位になります。 身体から湧き出る喋り方をする役者としない役者が混ざっている作品は分解しそうですね。 帰ってから調べたのですが彼は映画狂らしい。 そういえばルイス・ブニュエルの作品から笑いを取ってしまったような舞台にもみえました。
*主催者サイト、http://itabashi-buhne.jimdo.com/