■授業
■作:E・イヨネスコ,演出:長堀博士,出演:劇団楽園王
■サブテレニアン,2016.9.8-10
■軍服姿の教授と手錠を掛けられた女学生で緊張しますね。 前半は言語学、後半は算数の話しですが再び言語に戻る円環構造を採るためか劇的な終幕を迎えます。 前後で教授は鬘を加え学生は役者が替わります。
前半は見応えがありました。 言葉遊びと役者身体が噛み合っていたからです。 音楽も巧く溶けあっていた。 舞台に独特な力強いリズムが表れていました。 しかし後半の算数の話はつまらない。 言語と違い役者身体に絡んでいかない。 観客も加算減算そのことを考えてしまう。 ストーリーだけが浮いてしまった。 つまり終幕に言語に戻ったので持ち直したといえる。
劇団はこの作品を12年間上演しているらしい。 安定感がある。 このためかオドロオドロしいところがみえない。 コミカルに傾き不条理が気化してしまった。
この劇場はマンション地下の空間を利用しています。 二列だけの客席は壁にへばり付いていて役者との距離も1メートルに近づく場面が多々ある。 あと3メートル離れていたら良い意味で客観的に観ることができたでしょう。
*板橋ビューネ2016「ナンセンスはアナーキズムである」参加作品
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/75849
■サブテレニアン,2016.9.8-10
■軍服姿の教授と手錠を掛けられた女学生で緊張しますね。 前半は言語学、後半は算数の話しですが再び言語に戻る円環構造を採るためか劇的な終幕を迎えます。 前後で教授は鬘を加え学生は役者が替わります。
前半は見応えがありました。 言葉遊びと役者身体が噛み合っていたからです。 音楽も巧く溶けあっていた。 舞台に独特な力強いリズムが表れていました。 しかし後半の算数の話はつまらない。 言語と違い役者身体に絡んでいかない。 観客も加算減算そのことを考えてしまう。 ストーリーだけが浮いてしまった。 つまり終幕に言語に戻ったので持ち直したといえる。
劇団はこの作品を12年間上演しているらしい。 安定感がある。 このためかオドロオドロしいところがみえない。 コミカルに傾き不条理が気化してしまった。
この劇場はマンション地下の空間を利用しています。 二列だけの客席は壁にへばり付いていて役者との距離も1メートルに近づく場面が多々ある。 あと3メートル離れていたら良い意味で客観的に観ることができたでしょう。
*板橋ビューネ2016「ナンセンスはアナーキズムである」参加作品
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/75849