■愛の妙薬

■作曲:G・ドニゼッティ,指揮:M・ベニーニ,演出:B・シャー,出演:A・ネトレプコ,M・ボレンザーニ,M・クヴィエチェン,A・マエストリ
新宿ピカデリ,2012.11.3-9(MET,2012.10.13収録)
演出家シャーがドタバタな喜劇を避けたいと言っていたけど、その通りの舞台で深みのあるラブコメディにできていた。 但し二幕初めの結婚式場面を除いてだけど。 食事のある場面は難しいわね。 あとはリズムのある流れでとても楽しかったわ。
ネトレプコについてHPはコケティッシュとあるけどちょっと違う。 でも喜劇は合うとおもう。 舞台背景はターナーの風景画のようだから落ち着いて物語に集中できた。 「絵画的二次元と現実的な三次元の物語はマッチする」。 これもシャーの言葉ね。
軽喜劇を12年の一番目に持ってくるのはMETらしい。 しかも常連ばかり、特にシャーは4度目になるし、これなら初回で点数が必ず入るということ。 気軽に観れるから今年も期待したいわ。
*METライブビューイング2012作品