■1月8日君はどこにいたのか?

作・演出:アミール・レザ・コヘスタニ
東京芸術劇場・シアターイースト、2012.11.2-4
携帯電話を使う場面が非常に多いですね。 イランはニュースでしか知らないので観ていても余計遠く感じます。 顔面対話は数カ所しかありません。 日本の芝居でしたら観る気がしないでしょう。
終了後にコヘスタニのトークに出席しました。 これでどういう芝居かがわかりました。 暴力がテーマだということ、1月8日は女性の自由の日、・・などがです。
最後にイランでの上演に拘る理由を話してくれました。 それは芝居に対して<馬鹿馬鹿しい検閲>と<見えない検閲>があります。 英国や日本では<見えない検閲>が見えません。 イランならそれがわかるからです。
<馬鹿馬鹿しい検閲>は法律に記載されていることや世間での表面的な掟などです。 <見えない検閲>は世間の裏側にあるものです。 他者特に母語を話せない人からは見えないものです。 <見えない検閲>の英国や日本の状況も面白かったですね。