■わたしのアイドル

■作・演出:千葉雅子,劇団:猫のホテル
■ザスズナリ,2011.12.2-11
■舞台の周辺に男優が4名座っている。 女優二人が親しみのある対話を始める。 小話をつなげていくようなストーリである。 5話くらい進んだところで二人の関係がわかる。 作詞家&マネージャとその歌手のようだ。 その後は流れが見えてきた。
全部で12話くらい続いたが照明や音楽の使い方、男優の登場タイミングなどどれも考え抜かれている。
これは大人の芝居である。 芸能界の内輪は知らないが、しぐさや言葉や些細な出来事が現実社会で経験してきた慣れを含んでいるのがみえる。 だからとてもリアルである。 この種のリアルさに出会う劇団は今はとても少ない。 充実の舞台だった。
*CoRichサイト、https://stage.corich.jp/stage/31705