■ショウメイコウ Show me a code

■作・振付・演出:平原慎太郎,演出:稲葉賀恵,出演:小川ゲン,長友郁真,薬丸翔,那須凛ほか,舞団:OrganWorks
■吉祥寺シアター,2026.1.10-18
■ダンスというより演劇に近い舞台だった。 「・・芸術活動が極端に制限された国で芸術表現を試みる人々の苦悩を描いた」という物語背景があり、科白も豊富に盛り込まれている。 出演者は役者とダンサーが半々だが、ダンサーも科白を担っているようだ。
青と白で彩られた美術ギャラリーを思わせる舞台美術は、階段や広間が幾何学的に配置され完成度が高い。 平原慎太郎の、身体同士を絡ませながら粘り気のある動きを特徴とする振付にも十分耐え得る空間となっていた。
演劇とダンスが離散と融合を繰り返しながら場面が展開していく。 ダンスは、その瞬間の役者の心情や風景を可視化する役割を担っているようにみえる。 振付はストーリーと巧くみに絡み合い、物語が描く国家と個人の対立の激しさ、そこから生まれる喜怒哀楽を強く支えていた。 むしろ感情の振れ幅が大きい物語だからこそ、ダンスによる心情表現が自然に成立していたのかもしれない。
これは演劇とダンスが融合した<演劇ダンス>と呼ぶべき作品に近い。 平原慎太郎は近年、オペラ「浜辺のアインシュタイン」や「東京オリンピック開会式」など、異分野の振付を手掛けているが、今回のような   <演劇ダンス>を含め、今後も新たな表現に挑戦し続けて欲しい。
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