■ソウル・オブ・オデッセイ Soul of ODYSSEY
■作・演出・振付:小池博史,古代ギリシャ叙事詩「オデュッセイア」より,音楽:サントシュ・ロガンドラン,太田豊,出演:リー・スイキョン,今井尋也,池野拓哉ほか
■スズナリ,2025.2.22-28
■・・テレマコスは母を故郷に残し父オデセウス探しの旅に出る。 そしてオデセウスの帰還で終わるが、海神ポセイドンや魔女キルケ、怪物スキュラとの戦い、冥界巡りなどが途中で語られ演じられていく・・。
「オデュッセイア」を知らなくても楽しめる。 それはクラウンらしき3人の進行役がときどき登場してト書きを喋り解説を入れるからです。 役者たちの母語は北京語・広東語・マレー語・英語・日本語と多彩です。 しかも全員が顔を白塗りで覆っているので多言語が溶け合い直截に耳に届く。
ダンサー出身の役者も多い。 このため身体重視に傾いている。 躍動的です。 特にオデセウス役リ・スイキョンはヨガ・太極拳・気功で迫ってくる。 今井尋也の能楽と呼応して舞台を引き締めます。
航海上の嵐で使う十数台の扇風機を回す装置が楽しい。 得意な映像はいつもより絞っています。 演奏も舞台両脇に陣取る。 総合芸術としての完成度は見事です。 しかも誰にでも開かれた舞台でした。 子供たちが観ても楽しめるでしょう。
*小池博史ブリッジプロジェクト
*第35回下北沢演劇祭参加団体
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、小池博史 ・・検索結果は13舞台.