■ハンマー

■振付・美術・照明:アレクサンダー・エクマン,音楽:ミカエル・カールソン,出演:エーテボリ歌劇場ダンスカンパニー
■NHK・配信,2025.2.17-(スエーデン・エーテボリ歌劇場,2022.12.7・10収録)
■NHKは2023年放映の当作品を再び配信している。 振付家アレクサンダー・エクマンの7月初来日に合わせたのかな?、と言うことで早速観ました。 彼の振付は初めてです。
・・幕が開き、ダンサー30人が揃って動き回っているが、舞台の広さが並みでない。 ちょっとした運動場でしょう。 床は一対の大きな男女の顔写真が引き伸ばされて張ってある。 いつのまにか衣装を纏ったダンサーたちが思い思いに駆け巡り踊りだす。 まるで子供の遊戯を大人化したような振付です。 そしてダンサーたちは客席に侵入しだす!、それも客の頭越しにです。 客と会話をしたり写真を撮りあったりする。 ダンサーは再び舞台に戻り前半が終わります。
後半、舞台の床が黒光りに反射するなか、ダンサーたちは黒衣装とサングラスをかけてパントマイムのような動きをバラバラとやりだす。 次にテレビのバラエティショーが始まりトークやコントを入れる。 その後ブロック片を持ち出し積み木のように積み上げたり崩したりする。 ハンマーで鐘をたたき、再び揃って動き回り幕が下りる・・。
何でも有りですね。 舞台や客席そして観客を十二分に活用している。 ダンス界の寺山修司ですか?  広い空間を使い熟せる振付家です。 2024年パリ・パラリンピック芸術監督兼振付を担当しただけはあります。 初来日が楽しみですね。