■能楽堂二月「吹取」「生田敦盛」
*国立能楽堂二月普及公演の□2舞台を観る.
□狂言・大蔵流・吹取■出演:大藏彌太郎,大藏教義,善竹大二郎ほか
□能・観世流・生田敦盛■出演:山階彌右衛門,武田慶秀,福王知登ほか
■国立能楽堂,2025.2.22
■「吹取」は2年前に当劇場で観ていた。 すっかり忘れていた。 妻定め物だが粗筋を読んで思い出す。 笛も入り、しっかりした舞台構成のため上演が多いのだろう。
「生田敦盛」の作者金春禅鳳は初めて観る。 なるほど、いつもの舞台とは違う。 仔細な情は形で表す、例えば敦盛と息子の再会と別れ等々に。 そして場面切替に濁りを残さない。 つまり歯切れが良い。 変化球ではなく直球で攻めてくる。 但しシテの発声は抑えないと棒読み風になってしまう。 今日は囃子も地謡も巧い。 作品に同期していた。 面は「十六中将」。
小書「替之型」とあったが急遽取り止めになってしまった。 つまり<カケリ>から通常演出の<中ノ舞>で舞うことになる。 前者は修羅の苦しみと息子再会の焦燥を表し、後者は親子再会の喜びを表す、ここに違いがあるらしい。