■くるみ割り人形

■振付:ウエイン・イーグリング,音楽:P・I・チャイコフスキー,美術:川口直次,衣装:前田文子,照明:沢田祐二,指揮:冨田美香,出演:小野絢子,福岡雄大ほか,演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
■新国立劇場.WEB配信,2021.1.15-(新国立劇場・オペラパレス,2020.12収録)
■11日配信の「ニューイヤー・バレエ」は見逃してしまったの。 アーカイブがないとだめ。 この「くるみ割り人形」は余裕ね。
街の風景、スケートをしている市民、そして室内に入り・・クリスマスツリーに続く。 舞台が広く感じる。 この劇場の特徴だけどアングルの為もあるかも。 衣装は垢抜けているし、美術は一部を除いて平面(=浮世絵)を感じさせる。 でもネズミの登場でびっくり。 毛皮も肉も剥ぎ取った骸骨なの。 ・・!
振付は大人びた雰囲気を漂わせる。 主役二人も貫禄があるし・・。 子供へ収束していかないから物語が分散してしまった。 花のワルツなどは社交ダンスをみているようだわ。 <大人の振付>で作品が持つファンタジーが薄まってしまったようね。 ダンサーたちはそつが無いし新国立劇場らしい内容だった。
*NNTTバレエ2020シーズン作品