■廓文章 吉田屋

■出演:片岡仁左衛門,坂東玉三郎,坂東巳之助,大谷桂三,澤村由次郎,片岡秀太郎,片岡我當
■東劇,2020.1.3-(歌舞伎座,2009.4収録)
■伊左衛門の振付や発声が微妙で複雑さを持っている。 上方歌舞伎独特の動きや台詞の為でしょうか? 太夫の語りが多いのでそれはマイムのようにみえる。 科白も分からない箇所が結構ありました。 でも観ればみるほど味が出てくる作品のようです。
片岡仁左衛門のインタビューが入っていました。 上方歌舞伎の維持活動、東京公演での難しさ等々の話から作品周辺の状況も分かります。
文字の入った紫衣装が映えていた伊左衛門でしたが、後で調べたら「夕霧からの恋文を繋ぎ合わせた紙衣」だったとは複雑な驚きです。 彼の貧しさ如何わしさ切なさが見えるようで見えない。 複雑な驚きは未だ沢山ありそうですね。 太鼓持豊作が二人の仲に入り舞台を活性化させていたのも面白い。 次回は違う役者で観てみたいですね。
*シネマ歌舞伎第35弾
*シネマ歌舞伎サイト、https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/43/
*「このブログを検索」に入れる語句は、 片岡仁左衛門、 坂東玉三郎