■ワルキューレ

■作曲:R.ワーグナー,指揮:フリップ.ジョルダン,演出:ロベール.ルパージュ,出演:クリスティーン.ガーキー,エヴァ=マリア.ヴェストブルック,スチュアート.スケルトン
■新宿ピカデリー,2019.5.10-16(MET,2019.3.30収録)
■1幕、禁断の愛には久しぶりにハマってしまったわ。 これはジークリンデ役ヴェストブルックとフンディング役G・グロイスベックの力が大きい。 特にグロイスベックはワーグナーが何者であるかを知っている(とおもう)。 背景の影絵は邪魔よ。 2幕、父娘はちょっとはしゃぎ過ぎかもね、妻フリッカがまとめていたけど。 父娘は3幕も同じようだった。 二人は身体的雑音が多い。 これが逆に現代に繋がっている、でももう少し静寂さが欲しい。 ブリュンヒルデ役ガーキーは2011年版のデボラ・ヴォイトが若返ったみたい。 そしてフィリップ・ジョルダンの演奏は最高。 ガーギーが言っていたが「マシンが音響を撥ね返す」から金管の響きが違う。 再演のためか舞台美術を含め歌手の動きにも締まりがあった。 毎度のことだけどワーグナーに酔ってしまったわ。
*METライブビューイング2018作品
*作品サイト、https://www.shochiku.co.jp/met/program/860/