2012年1月22日日曜日

■ジークフリート

■作曲:R・ワーグナー,指揮:F・ルイージ,演出:R・ルパージュ,出演:J・H・モリス,D・ヴォイド
■109シネマズMM横浜,2012.1.21-27(MET2011.11.5収録)
■まるで対話を歌っているようだわ。 これがワーグナーなの? しかも全幕が暗い色調だから歌に集中できた。 父母は誰か? さすらい人とミーメの三つの質問のやり取りなど一幕から流れの良さで物語にすんなり入っていける。
でも第二幕もこの調子でいったから飽きてしまった。 大蛇を倒した後の一時はもっと明るい舞台にしたら気分が変わったのに。 ルパージュの独特な湿度と粘着ある舞台が続くと気が重いわね。
しかし全編にわたり「どこからきたのか?どこへ行くのか?そして自分は誰なのか?」が漂っている舞台と意味深のセリフは他のオペラと違った面白さがある。 ブリュンヒルデとのやり取りは複雑過ぎるけど。
モリスは感情をセーブしているようで力強さがイマイチね。 静かさのあるジークフリートだわ。 ヴォイドとのキスシーンでは口を拭きすぎね。 顔を汚したくないのはわかるけど。 それに恐れを知った表現もぎこちない。 だから若モリスと言われるのね。
*METライブビューイング2011年作品
*主催者サイト、http://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2011-12/#program_03