■アンネの日記

■原作:アンネ・フランク,演出:丹野郁弓,出演:劇団民藝
■アルテリオ小劇場,2011.7.21-31
■「じゃりん子チエ」にそっくりなアンネ。 「借りぐらしのアリエッティ」のよう3家族の生活。 閉じられた屋根裏でのアンネの成長は「魔の山」のサナトリウム。 そして終幕は「夜と霧」。 舞台を観ながら次々と色々な作品を思い出してしまったわ。
しかしアンネの成長は深く伝わってこなかった。 母親との関係、ペーターとの関係がサナトリウムのようにはいかない。 でもこれで良いのかも。
全体は程良くまとまっていたし若い役者は簡素で素直な演技でとてもよかった。 アンネと同じ年齢の中・高校生には最高の芝居ね。 でも観客は小学生が多かったみたい。 中・高校生は難しい年頃だから観に来ないのかな?
*劇場サイト、http://kac-cinema.jp/archive_kako/