■わが星

■作・演出:柴幸男,劇団:ままごと
■三鷹市芸術文化センター・星のホール,2011.4.15-5.1
■人生は宇宙と同じように壮大なんだ!という感覚が押し寄せてくる家庭劇?でした。 星として家族の一員として役者はコロスのように円周を飛び回ります。 このリズムに共鳴して観客も子供の遊びのように疲れも飽きもしない舞台をみることができます。
実際子供の遊びの名前や初めて自転車に乗った時のことなどが話題になり観客を過去の時間に戻します。 祖母がいつ亡くなるかの話題もよくのぼります。 しかし湿っぽさはありません。 理由はこの芝居が宇宙とうまく繋がっているからです。
10のマイナス30乗のプランク世界に関しての本を読んだのですが、この世界の住人からみると人の身長1mは宇宙の大きさと同じ比になるとありました。 137億光年が人の身長だって!?この芝居はプランク世界をも取り込んでいる面白い感動を持っています。
*作品サイト、http://wagahoshi.com/