■ハウリング

■振付・演出:井出茂太,出演:イデビアン・クルー
■世田谷パブリックシアタ,2016.3.18-20
■なんと舞台一面が芝生。 ところどころに草花もみえる。 たぶん人工だけど素敵よ。 椅子も持ち出したからピナ・バウシュを思い出してしまった。 浮かんでいるドーナツ型の青空と雲は劇場の天井を真似ているようで面白い。
でもダンスの方はパッとしない。 床が芝生でしかも裸足のため鋭さが出ないからよ。 笑いのある振付や意味に力が入り過ぎてダンスから遠ざかってしまった。 でも不条理な流れと身体表現・表情との関係の楽しさはある。 ところで生演奏とハウリングの関係はよく分からない。 次回は切れ味の良い舞台でモヤモヤを吹き飛ばしてちょうだい。
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/performances/20160318idevian.html