■ホフマン物語

■振付:金森穣,出演:NOISM
■静岡芸術劇場.2011.3.19-20
■操り人形オランピア、男装娼婦ジュリエッタ、病弱な娘アントニアの三幕もの。 とても切れ味の良い振付だ。 これに比して照明の緩やかさ、床の肌色、沢山のブロックの木で作られた温かさ、衣装の中間色の多い細かい柄。 振付とは対照的な構成だ。
この為なんともいえない雰囲気がある。 恋の破たん劇に合っているようにみえるが、まとまりが無く混乱している舞台にもみえる。 人形の踊りや舞踏会など楽しめる場面もあったが、演者の視線が鋭く拒絶のしぐさが多いため緊張感が過ぎたようだ。 三幕のうち一幕を毛色の違う振付で臨んだらより面白くなったのでは?
*劇場サイト、http://www.spac.or.jp/11_spring/hoffmann.html