■人形の家・解体ーパラレルワールドのノラー

■作:エヴァルド.フリザール,演出:高取英,出演:月蝕歌劇団
■ザムザ阿佐谷,2011.3.15-17
■二組のノラとヘルメルが登場して頭の中は混乱しました。 どのように解体したのかわかりませんでした。 パラレルワールドは面白い構想ですが、物語に深みがみえない、それに加えて歌が多過ぎてストーリーを潰してしまったことが原因です。
このためか和服姿や演歌、狐の仮面や光線もどことなく白々しくみえました。 煙もモクモクし過ぎですね。 舞台全体のリズムが乱れてしまったのです。
役者が不可思議なリズムと感情を奏でている舞台を楽しみたいと観に来る観客が多いのですから、ここは緻密な計算をしてほしいところです。
*月蝕歌劇団25周年記念第4弾作品
*CoRichサイト、https://stage.corich.jp/stage/26950