■ザ・キャラクター

■演出:野田秀樹,出演:宮沢りえ,古田新太ほか
■東京芸術劇場・中ホール,2010.6.20-8.8
■時空を駆け巡る速さ、そして俳優の動きや台詞の妙味にいつもの良さが出ていた。 カミは抽象すぎる言葉だ。 旧作品の具体性のあるキルと比較してしまった。 書き言葉は芝居に合わない。 書道は苦肉の策か? 文字を観客に見せる芝居は好かない。 ここは井上ひさしの芝居と比較してしまった。 新興宗教も報道カメラやテレビも古すぎる。 まとまりの無い芝居だったがこれは次への実験劇か? しかし美術・映像・振付はとても良かった。 帰りにプログラムを買ったが椎名林檎の替わりに黒田育世の振付記事などを載せるのが相応だろ。
*劇団サイト、https://www.nodamap.com/site/play/37