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■エドワード・シザーハンズ Edward ScissorHands

■原作:ティム・バートン他「シザーハンズ」,演出:マシュー・ボーン,音楽:テリー・デイヴィス,ダニー・エルフマン,衣装:レズ・ブラザーストン,出演:リアム・ムーア,アシュリー・ショー,ケリー・ビギン他,舞団:ニュー・アドベンチャーズ ■Bunkamura・ルシネマ渋谷宮下,2024.12.27-2025.1.16(ウェールズ・ミレニアム・センター,2024.3収録) ■ティム・バートンのおとぎ話をマシュー・ボーンがダンスにした! さっそく渋谷へ観に行きました。 主人公エドワードはロボット、ここは御伽噺のため人間そっくりの<人形>だが、なんと両手はハサミです。 ・・舞台は1960年前後の米国の雰囲気ですか? 当時の中産階級の生活が漫画チックに描かれる。 街の住民はカラフルな住宅と芝生の庭そして自動車を所有し、休日はテニスにゴルフにドライブ、食事や宗教行事を家族やパーティで楽しむ。 そのような共同世界に入り込んだ純粋な心を持ったエドワードは次第に住民と軋轢が生じてくる・・。  刃物を振り回すので舞台、特にダンスは合わない。 もちろんハサミは木製(?)だが踊り難いのは確かです。 その場面ではハラハラしました。 住民のダンスは<フロリダ万歳>の雰囲気がでていましたね。 そして音楽がエドワードの心に両立している喜びと悲しみを巧く表現していた。 この作品の原作(映画)は観ています。 今日の舞台はティム・バートンとジョニー・ディップへのオマージュ作品でしょう。 マシュー・ボーンは童話をよく採用するが、ハサミを振り回すので心身への心地良さがやってこない。 映画はまだしも、やはりダンスに刃物は曲者です。 *映画com、 https://eiga.com/movie/102885/ *「ブログ検索🔍」に入れる語句は、マシュー・ボーン ・・ 検索結果は7舞台 . *映画は1990年にアメリカで制作され監督がティム・バートン,主演はジョニー・ディップ.  映画com、 https://eiga.com/movie/14029/ *購入したプログラムに脚本担当のキャロライン・トンプソンが「フランケンシュタイン物語を軸にした・・」と書いているが納得.

■能楽堂一月「翁」「蛭子大黒」「海士」

*国立能楽堂一月定例公演の下記□3舞台を観る. □素謡・金春流・翁■出演:金春憲和,中村昌弘,本田芳樹ほか □狂言・大蔵流・蛭子大黒■出演:大藏基誠,大藏彌太郎,善竹忠重ほか □能・観世流・海士(懐中之舞)■出演:浅見重好,武田智継,殿田謙吉ほか ■国立能楽堂,2025.1.7 ■「翁(おきな)」は素謡らしい。 翁と千歳それに地謡が登場する。 「とうどうたらりたらりら、たらりららりららりどう・・」。 まじないのようだが・・?、五穀豊穣・国土安穏を祝う。 次の「蛭子大黒(えびすだいこく)」は蛭子と大黒天が登場し自身の由緒を語り舞い、宝物を人に与える。 どちらも新年に相応しい。 「海士(あま)」は龍宮から宝珠を取り返した海士とその子藤原房前(ふじわらのふささき)の母子再会物語である。 その背景には藤原氏にまつわる伝説がたくさん貼りついている。 加えて法華経の影響がとても強い。 海士である母が宝珠を取り返す場面は躍動感にあふれていた。 房前が法華経を読誦すると龍女となった母は成仏して幕が下りる。 房前が子方のためか母子の絆を一層深めた。 シテ面は「深井」から「泥眼」へ。 バラエティに富んだ3作品で観応え十分だった。 お年玉をもらった気分だ。 *劇場、 https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/nou/2024/1412/